どこまで進化する人工知能(AI)
日記
囲碁人工知能3連勝
と、3段抜き見出しが一面に踊った今日の朝刊。
何のことって?
米IT企業グループ傘下の英グーグル・ディープマインド社が開発した囲碁の人工知能(AI)「アルファ碁」が、現在世界で最も強い棋士の一人といわれる韓国のイ・セドル九段との5番勝負でAI側が3連勝し勝ち越したというんです。
これまでAIは1997年にチェスの王者を破り、2013年にはプロ棋士に勝利していました。
しかし終局までの手順が桁違いに多い囲碁は、チェス、将棋の場合と全く様相が異なります。
これまで勝利してきたAIは、終局までの手を多数計算し、勝率の高い手を選んでいました。
ところが今回のアルファ碁は、対局時にすべての手を検討するのではなく過去の棋譜などをもとに自己学習を繰り返し、強くなったといいます。
つまり「自ら学習し、自ら判断できる」というわけです。 これは大変なことです。
店頭での接客ロボットや介護施設での補助ロボット、車の自動運転などにみられるように、AIは社会のいろんな分野で既に活用されています。
今回の技術がこれらに組み込まれ開発されるとなると、さらなる進歩が期待されます。
こうした社会事業の中で活躍してくれることは大歓迎ですが、危惧すべき問題も近年表面化。
それは、こうした技術の軍事部門への転用です。
戦車、ミサイル等の武器製造だけにとどまらずロボット兵の開発まで進められている、といいますから聞き捨てなりません。
映画「ターミネーター」の世界が現実のものとなりそうで怖いです。

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と、3段抜き見出しが一面に踊った今日の朝刊。
何のことって?
米IT企業グループ傘下の英グーグル・ディープマインド社が開発した囲碁の人工知能(AI)「アルファ碁」が、現在世界で最も強い棋士の一人といわれる韓国のイ・セドル九段との5番勝負でAI側が3連勝し勝ち越したというんです。
これまでAIは1997年にチェスの王者を破り、2013年にはプロ棋士に勝利していました。
しかし終局までの手順が桁違いに多い囲碁は、チェス、将棋の場合と全く様相が異なります。
これまで勝利してきたAIは、終局までの手を多数計算し、勝率の高い手を選んでいました。
ところが今回のアルファ碁は、対局時にすべての手を検討するのではなく過去の棋譜などをもとに自己学習を繰り返し、強くなったといいます。
つまり「自ら学習し、自ら判断できる」というわけです。 これは大変なことです。
店頭での接客ロボットや介護施設での補助ロボット、車の自動運転などにみられるように、AIは社会のいろんな分野で既に活用されています。
今回の技術がこれらに組み込まれ開発されるとなると、さらなる進歩が期待されます。
こうした社会事業の中で活躍してくれることは大歓迎ですが、危惧すべき問題も近年表面化。
それは、こうした技術の軍事部門への転用です。
戦車、ミサイル等の武器製造だけにとどまらずロボット兵の開発まで進められている、といいますから聞き捨てなりません。
映画「ターミネーター」の世界が現実のものとなりそうで怖いです。
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コメント
No title
前者は既に自我の有る機械が反乱を起こす話で、後者は自我を持たない機械が暴走する話です。
両社の大きな違いは、「未来の二つの顔」では暴走した機械が科学者チームによって自我を与えられた結果、「自制心」を獲得するという流れになってるとこです。
SFとはいえ、道徳や自制心を与える為にまず自我に目覚めさせるというのは、なかなか深い話だと感心しました。
2016-03-13 23:41 周 URL 編集
Re: No title
> 前者は既に自我の有る機械が反乱を起こす話で、後者は自我を持たない機械が暴走する話です。
>
> 両社の大きな違いは、「未来の二つの顔」では暴走した機械が科学者チームによって自我を与えられた結果、「自制心」を獲得するという流れになってるとこです。
>
> SFとはいえ、道徳や自制心を与える為にまず自我に目覚めさせるというのは、なかなか深い話だと感心しました。
う~ん、なるほど。
ということは今はまだ自我を持たせられない段階というわけですか。
でも、その自我を持つということが怖い。暴走しかねないでしょう。
アトムみたいなロボットだけだったらいいんですけどね(笑)
2016-03-14 18:31 ミドリノマッキー URL 編集
No title
I-Phoneのsiriだって特定の質問に対して設定された答えを返してるだけだし、囲碁にしても過去のデータと照合して勝率が高くなるパターンを返してるだけで、物を考えるという作業とはかけ離れた段階なのです。
ぶっちゃけ、「ボタンを押されたら答えを返す」的な・・・まだ電卓と大差ありません。
そんな感じです。
2016-03-16 01:10 周 URL 編集
周さん
考える能力を持つことになれば笑う、泣く、怒るなどの感情を併せ持つことになり、なるほど今の段階ではとてもイメージできませんね。
むしろサイボーグの誕生のほうが早いかもしれません。
厳格な意味では人工臓器の移植など既にサイボーグ化は始まっているといえますが、それでもサイボーグといえば009やロボコップが思い浮かびますからね。
こちらも楽しみと怖いが交錯します。
2016-03-16 09:47 ミドリノマッキー URL 編集
しつこいと思われるかもしれませんが。。。
去年だったか一昨年だったか、視覚を失った人に視力を取り戻させ手段が有るという事でたまげました。
視力なんて一度失ったら回復出来ないと思ってた物で。。。
まだ○とか□とか、単純な図形を認識する程度らしいですが、将来が楽しみです。
十年ぐらい前に、神経を再生させる方法が有ると聞いてたまげた(それまで神経は再生できないというのが定説だった)ですが、これから先、まだまだ驚く事が有りそうですね。
2016-03-16 23:14 周 URL 編集
周さん
自分もそのニュースを聞き驚いた覚えがあります。
機械の一部が壊れたとしてもほかの回路を迂回し機能を回復させることがあるように、人間でもほかの神経(細胞)を使って回復させる道があるのでは、などと考えたりします。
素人考えではありますが、そんなことができたら嬉しいんですけどね。
2016-03-17 18:31 ミドリノマッキー URL 編集