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厳しくも華麗な女の世界!

日記
03 /28 2021
久しぶりに本を読んでみました。
プロフに趣味が読書なんて書いてるんですから、たまには読まないとね。

タイトルは「落花狼藉」。作者は自分のお気に入りの作家、朝井まかてさん。
傾城屋と呼ばれる女郎屋を一堂に集めてつくられた吉原が舞台。

湿地を埋め立て、立ち上げた草創期から隆盛を迎えるまでを見世(店)の女将である花仍(かよ)を通して描いた長編。
吉原の成り立ちから、商売上の様々な困難や遊女たちの生業を詳述しています。

これらを一つ一つ述べていけば、それこそ長編になりますので今日のところは自分が興味を持った事柄だけを簡単に箇条書きして紹介します。

     イラスト9かむろ2
    りつこ禿でありいす         くみこ禿でありいす

          一番下にちょんぼ太夫がおりいす

花仍(かよ)の亭主が、吉原を「売色御免」の町にと公儀に願い出て許される。
つまり、吉原以外では売色ができないという特権を得たもの。

遊女たるもの「微やかに笑む」のが作法。歯を見せて笑うなどもってのほかだったようです。

遊女の序列は下から端女郎、格子女郎、そして最上位が太夫。後に「端」と「格子」の間に「局」が入る。
女郎およそ2000人のうち太夫は50人ぐらいという狭き門。
一流の太夫ともなれば大名にさえ、めったに頭を下げない。それが許されていたといいますからすごいですね。

一方で下っ端の女郎は病気になっても医師に診てもらえず、ろくに養生もさせてくれない。
死んでも経も香華も手向けられず、卒塔婆も立ててもらえないという冷たく厳しい世界。それが売色でしか生きていく術のない女の末路。

花仍(かよ)が俳諧師に語った「吉原は造り物の世界。虚実を取り混ぜてお見せする。夢の世界でありますれば」という言葉が印象的でした。

今でも使われている「振られる」という言葉。吉原でも使われていたらしい。
これは遊女が客に背を向ける所作を指す言葉で、その心は「このお人の敵娼(あいかた)は御免こうむる」ということらしいです。

当時江戸では、単に体を洗い浄めるのが「湯屋」で、女を置いて売色する店を「風呂屋」と呼んでいたそうです。

他にもいろいろありましたが、今日のところはこれまで。

それにしても「まかて」さん、相変わらず江戸時代の商工業や芸能芸術など町人文化に明るい。
いい勉強をさせてもらっています。

そうそう「鬼滅の刃」ですが、無限列車編に続く遊郭編の年内アニメ化が決定。
女郎さんの世界を描いた内容に「子供に悪影響が」とか「子供にどう説明する」などの声が上がっているとか。
それでも原作のほうは、もう終わってますからね。歴史の背景を教えるほかないと思いますが、どうかな。


今日のイラストは、その吉原の太夫と禿の二人
衣装を詳細に描ければいいのですが、今はこんなもの。もっと頑張ります。

 イラスト9太夫2

  ちょんぼ太夫でありいす。どうぞご贔屓に(^^♪
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コメント

非公開コメント

No title

つい最近までドラマ「江戸モアゼル」見てました。
花魁が現代にタイムスリップ。
「落花狼藉」興味が湧いてきました。
読んでみようかな···

No title

今は日本人ですら花魁と芸者の区別ができなくなっていて、サビシーですよ。
完全に消滅してしまった世界ですから無理もないんでしょうけどね。
そんな中、りっちゃん&くみちゃん二人の禿がカワイイです。

torさん

「江戸モアゼル」ですか。知りませんでした。
で、ググってみました。面白そうですね。
自分はこちらが観たくなりました。
「落花狼藉」も面白いですよ。よかったらご覧ください。
たぶん図書館にも置いてあるかと(^^♪


カバ男さん

花魁は書、花、踊りから読み書き算盤、和歌、果ては囲碁将棋まで
身に付けたスーパー才女と聞きます。
それだけにプライドも高かったことかと。その辺の芸者では太刀打ち
できなかったでしょうね。
可愛いですか。有難うございます。
アップ直前になって文字ばかりで固いことに気づき、慌てて入れて
みました。

ちょんぼ大夫すばらしい

「落花狼藉」面白そう。
私は北斎の娘応為を描いた朝井さんの小説「眩(くらら)」がお気に入りです。
村田喜代子さんの「ゆうじょこう」は遊郭に売られた女の子が過酷な環境を生き抜く姿を感動的に描いた小説でとてもよかったです。

ミドリノマッキー様

 こんにちは。今回は朝井まかて様の「落花狼藉」花魁の話でしたかー。
 知らないしきたりだらけだー。鬼滅も遊郭編が有るとはー。
 りつこ、くみこの皆様、可愛く描けて居てとても良いですー。ちょんぼ太夫が特に凄いでありいす!お見事!艶やか。本気出しましたね。^^
 私も元気を出して本気で取り組みますー。

こんばんは^^

今回の『くみこ』さんに『りつこ』さんは、可愛らしいですねぇ^^
『ちょんぼ太夫』の方は、色っぽい@@
てか『くみこ』さんと『りつこ』さんの方は、何て読むんですかね?
普通に読むと、『ハゲ』としか読めないのですが@@
それにしても、現在でも風俗で働くしか無い『シングルマザー』の方とか居ますが、女性の人生というのも厳しい物がありますね><
火付け、盗賊、何だか江戸時代の生活って、死と隣り合わせの生活って印象しか無いのですが・・・
改めて、平和な民主主義の下の日本に生まれた事に、感謝です^^;

No title

ちょんぼ太夫、綺麗でありんす。
大作ですね。書く時間はどのくらいかかるのですか?
torさんがご覧になったドラマ「江戸モアゼル」私は漫画で読みました。
ナンセンスものだけどしんみりするところもあって面白かったです。

エリアンダーさん

「眩(くらら)」、自分も見ましたよ。
この方の取材力と表現力はすごいですよね。
どの作品も、どんどん引き込まれていきます。
「ゆうじょこう」は見たことがありませんが、
機会があったら見てみたいです。
とにかく表向きは華やかですが内部はつらく、
厳しい世界だったようですね。

ガオ さん

小説に感動してイラストまで描いてしまいました。
着物の絵柄が自信がなかったのですが、なんとか形になりました。
鬼滅の遊郭編のTVアニメ、たしか秋ぐらいからだったと思います。
観てあげてください。
褒めていただいて嬉しいです。
今回のは難しかったです。これに懲りずにこれからも頑張ります。
有難うございました。

中尉殿

可愛いですか、色っぽいですか、嬉しいです。有難うございます。
「禿」は「かむろ」って読みます。
でも中尉殿の読みも間違いではありません。「ハゲ」と読みます。
女郎の見習いみたいなもの。太夫の下で修業を積んでいます。
どの時代もこういう商売はあるんですね。
そしてどの時代も女性の置かれている状況は悲惨なものです。
まだ医者に診てもらえるだけ現代のほうがましですかね。
まあ、江戸時代は命がいくつあっても足りなかったでしょうね(^^♪

フジカさん

うわあ、嬉しいでありんす。
1日ぐらいだったかな。特に着物に苦労しました。
半分以上、時間を取られたです。
本当はもっと深い色を出したいんですけどね。
もっともっと、修行ですね。頑張ります。
ドラマ「江戸モアゼル」、観たことがありません。
漫画、ドラマ、どちらでもいいので見たくなりました。
見てみますね。有難うございました。

こんばんは

太夫と女郎くらいは知っていましたが、そんなに
細かな区別があったとは驚きでする
勉強になりました。
鬼滅の刃、吉原が「聖地」になったら、どうする
のでしょうね。

No title

花魁について初めて知ることばかりでした。
虚実を取り混ぜてお見せする、夢の世界ですか
何とも心に来る言葉で、興味をそそられます(笑)

りつこ禿とくみこ禿、お人形さんみたいでかわいい!!
ちょんぼ太夫とても艶やかで素敵です!!

No title

私も小説を読まないといけませんね~ その前にメガネを調整しないと・・・

No title

序列のある業界ってのは、例外なく厳しいモンでしょうか。
「大名相手でも頭を下げない」から「病気をしても養生してもらえない」の差が、「勝てば官軍負ければ賊軍」という言葉そのままな雰囲気を感じました

No title

こんばんは、ミドリノマッキーさん。

以前に勤めていた会社は吉原のすぐ近くでした。
営業がてらよく吉原の中通りを通って眺めたものです。
さすがに鬼滅の刃で登場したような街並みはもうありま
せんが、なんとなくあそこは別世界みたいな雰囲気があ
りましたね。
今は寂れていく一方なのかな?

イラストの方もなかなかこなれてきた感じでいいです。
もっともっと感性を研ぎ澄ましてください。

ichanさん

女郎たちを区別することで支配、管理をしやすくしていたのですね。
もちろん個人の資質を考慮した上での区別ですが。つまり、能力主義。
これは女郎たちに対してだけでなく吉原という自治区全体を運営する
うえでも欠かせないものだったようです。
とにかくいろんな規律というか決まりがあったようです。自分も
この本を読むことで多くのことを知りました。
詳しいことは分かりませんが、色と欲で支配するということでしょうか。

天 炎さん

自分も初めて知ることが多くて勉強になりました。
興味を持たれたら読まれることをお薦めします。自分は図書館で
借りたんですよ。
短いですが吉原を見事に言い表した言葉かと思います。

人形というか、こけしみたいになってしまいました(^^♪
ちょんぼ太夫が素敵ですか。嬉しいです。
でも着物を描くって難しいです。色塗りとなればなおさらです。
まだまだ修行が必要かと。頑張ります。

自遊自足さん

読書なんて自分も久しぶりでした。
集中力が出なくなって昔ほど読めなくなりました。
眼鏡の調整、お早くどうぞ(^^♪

キョウ頭さん

こういう序列、現代社会でもありますね。
今でさえそうですから昔はもっと激しかったでしょう。
そうですね。まさに勝ち組、負け組を端的に表わしています。
それにしても病気で苦しんだ挙句に、死んだら無縁仏としてポイッ。
差がありすぎですね。

OKさんたろうさん

吉原が出来た当初のその辺りは、湿地の広がる未開地だった
らしいです。
そこを自ら造成し、開発したと言いますから大したものです。
それだけにかなりの自治権を認められていたといいます。
独立独歩の精神が旺盛だったのでしょう。
雰囲気があるとしたら、そんな名残かもしれませんね。

うわあ、有難うございます。
ちょっとは、らしくなってきたということでしょうか。嬉しいな。
なんて喜んでばかりではいけませんね。
慢心はいけません。もっともっと頑張ります。


No title

おはようございます。

訪問とコメントありがとうございますm(__)m
ここに描かれている絵は
全てミドリノマッキーさんが描かれたものなのですね。
ちょんぼ太夫素晴らしいです。
私絵心全くないので、尊敬します!

羽根の禿

大変興味のある話で、是非読んでみたい本になりました。
実は小学生の時、日本舞踊で「羽の禿」を習い舞台で披露したことがあるのですが
当時は、「ただ単に綺麗な衣装が着れる」という動機だけで、
吉原という有名な遊郭で、そこに住み込みで働く幼女のことを『禿』と言うことさえ知らず
踊っていただけだけなので、今ならもう少し、振りや仕草もお色気が出たかなぁと(笑(^^♪
鬼滅の刃に登場する宇髄天元には三人の嫁がおりますからねー。
遊郭編も色々な意味で楽しみですv
イラスト作品の素晴らしさにうっとり!!
屏風や掛け軸に合いそうですね。
白塗りに目の上の瞼の色も、紅の色も花魁を思わせてとても艶やかな姿にうっとり。
目の保養ありがとうございました。

No title

(〃゚∇゚〃) 太夫さんのイラスト。
素敵ですねe-420
着物を描くのって難しそうですが
とても 上手に描かれてて
さすが ミドリノマッキーさん!!(*´ω`*)

「鬼滅の刃」
年内アニメ化ですか!!
楽しみです~e-266


「落花狼藉」
興味深いです‥
読んでみたくなりました。
そういえば
最近 本読んでないなぁ(^^;

そして
りつこちゃんとくみこちゃんの
e-446イラストも可愛いですねi-175

さくらさん

そうなんです。お絵描き始めて約2年。
まだ修行中の身。ですからイラストの掲載を自分に課しているのです。
ちょんぼ太夫、いいですか。有難うございます。
毎回載せますので見に来てやってくださいね。
見に来ていただくだけでも励みになります。よろしくです(^^♪

なつみさん

「羽の禿」というのですか。
小さいころのなつみさんの踊る姿って可愛かったでしょうね。
今回絵を描くにあたって花魁や禿の衣装を写真で見ました。
すごい豪華絢爛ですよね。綺麗な着物に憧れるのは分かります(^^♪
鬼滅、遊郭が舞台にということで子供たちへの影響はどうかなとも
思いましたが、それほど心配はいらないようですね。
日本の歴史の中でそういう時代があったということですから直視して
もらえばいいのではないでしょうか。
きちんと教えてあげればですね。
うわあ、褒めていただいて嬉しいです。技術的にはまだまだ未熟ですが、
毎回描いていくことで進歩していると自分に言い聞かせています。
これからも頑張ります。応援お願いしますね。

みけさん

そうそう、難しかったです。
洋服を描くだけでも難儀しているのに着物ですからね。
特に柄なんてどう描けばいいやらと思い悩みました。
結局ごらんの通りの出来でお恥ずかしいのですが、皆さんに
「いいよ」と褒めていただいて素直に喜んでいます。

アニメになればまた感じが変わりますからね。
どうなるか楽しみです。

「落花狼藉」、良かったですよ。
この作家さんの表現力ってすごいですからね。ぐいぐい
引き寄せられます。
自分は図書館で借りました。そちらにも置いてあると思います。
時間があったら読んでみてください。面白いこと請け合いです。

りつ子とクミ子、可愛いですかw。
簡単でいいかなと描いたら、こけしみたいになってしまいました。
有難うございます。嬉しかったです。

No title

こんばんは。

今回は、吉原花魁の話ではないですか。
「落花狼藉」面白そうな内容ですね。ググってみました。
朝井まかて先生の本は、『眩(くらら)』を読んだ事があります。
りっちゃんもくみちゃんも禿になりましたかw
おかっぱ頭にされなくて良かったですね。
ちょんぼ太夫もいい味出てますね。太夫は余りに高額で、吉原の歴史でも太夫名は短い歴史だったそうです。最後の太夫は1760年の玉屋の花紫。 
流石、ちょんぼ太夫 気品があります^^

ひで郎さん

はい、頑張って挑戦してみました。
ひで郎さんちのドールさんたちの着物姿にも影響されたかと(^^♪
「眩(くらら)」は自分も読んで感動でした。
この方は江戸時代の暮らし、文化、芸術を書かせたら天下一品。
今日の記事は文章が長くて読みにくいと思い、間に挟んでみました。
禿といえばおかっぱですが、見た目でパッと分かるようにいつもの
髪型にしてみました。
ちょんぼ太夫、いい味出てますか。嬉しいな。有難うございます。
だったそうですね。まあ、最近でも花魁が一般的ですよね。
本の中に花魁の名前は一切出ず、すべて太夫で通っていたので自分は
触れませんでした。
何か理由があったんでしょうね。

No title

読書か。確かに趣味は読書~~って言っても幅がありますからね。
本当に読書中毒の人もいれば。
ちょっとしか読まない人もいますし。
誰かの小説だけ好きとか、幅がありすぎる。。。
しかし、私も勉強以外の読書はしていないのが事実ですね。。。
たまには読まないと。
って義務感で読むものでもないですけど。

LandMさん

年のせいにはしたくありませんが、読書の量は減りました。
ページを開いてあの細かい字を見たらつい尻込みします。
でも、興味を惹かれるものだったらまだ読めます。
今回久しぶりに読んでみて、なんやかやと言い訳などせずに
挑戦しよう。そんな気になりました。
やっぱり気持ちですよね。お互い、頑張ってみますか(^^♪

ミドリノマッキー

Palet作業員さんに描いていただきました、水神マッキー。
ちょっと恐れ多いかと思いますが、よろしくです。

古希とやらがもう目前。(あと1年) 体力気力ともまだまだ充実。元気な百歳を目指します。
趣味は読書に将棋。音楽鑑賞。
娘の影響で、トランペットを始めました。60の手習い?
そんな私ですが、これからも多くの方々に教えを乞いながら、さらに頑張っていきます。