天は我を見放した!何度思ったことか

                                        【晴れ・0度】
今朝ちょっと寒くなりました。
朝刊も桜島の初冠雪を報じていました。平年より26日、昨季より25日遅かったそうです。


これに触発されて久しぶりに映画「八甲田山」を観ました。この映画は夏の暑い盛りと今頃の季節に毎年2回は観ています。

夏に観るのは暑さを一刻でも忘れたいため。そして今の時季は寒さをもっと実感したいためなんですね。
感想。やっぱり寒かった。観ていて身震いするほどでした。

映画はご存知の方も多いかと思いますが、明治期に零下10度、20度と思われる極寒の中、青森県の八甲田山で陸軍が行った雪中行軍を扱ったもの。
行軍ではほぼ全軍に当たる約2百名の兵士が死亡し、我が国山岳遭難史上最悪の事件といわれています。


それにしてもこの映画、いろんな教訓を含んでいるように思えます。
第一に気象情報が的確でなかったうえに防寒装備も不十分な中で決行するという判断。第二に知識も経験もない上官が指揮を執ったということ。

第一の場合は、今持てる装備の中でどれだけやれるかを見極める実験的な判断とすればまだ分かります。

しかし第二の場合は許せません。
この指揮官、現場の状況を把握するでもなく精神論一辺倒での指示命令。部下の意見に耳を貸さない度量の狭さ。知識経験のなさを云々する以前の問題と思える人物でした。

こんな人物に導かれることを思えば寒さ以上にゾッとします。上役次第で下っ端はどうにでもなるんですから。現代社会でも同じことがいえるんじゃないですか。

映画の中で北大路欣也さん演じる神田大尉の「天は我々を見放した」の台詞は何回聴いても身に沁みます。



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No title

会社では、たぶんどこの会社でもこういった
問題上司がいるのではないでしょうか。
うちの会社でも問題の中堅管理職が
います。
部下の誰も彼を慕ってはいないのですが、
彼が居なくなると、仕事の一部が機能しなくなる。
彼に変わる人物と入れ替えればいいのだが、
それも容易いことではない。
どう、解決すればいいか?
会社の人事におけるペンディング事項です。

ちゃんたかぶくろさん

理想の上司像って難しいですよね。

います、そういう人って。なんで管理職になれてるのって感じ。
人事考課をくぐってきてるのでしょうが、あれも万全ではないし。
やっぱり難しい(笑)

こんばんは

難しい問題です。

査定すべき人が査定できる人かどうかですね。
職種にもよりますが、本来、管理職に就くべき
でない人が就いている場合があります。
特に、人事評価制度は悪い方向に結び付く
場合が多いですね。

理想の上司像は時代によっても変遷しますが、
最悪の上司像はほぼ変わりません。

No title

この映画、私の映画鑑賞歴代ナンバーワンの最悪(だけど素晴らしい)映画です。
一度見て、それから見てないけど忘れられない映画です。こういうのが名画なんでしょうけど。
あの遭難で多くの優秀な人がなくなったんでしょうね・・・戦争と一緒に見えます。
私はあの映画を思い出すたびに、「今ってホント幸せだ」と噛みしめることができています。

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No title

現地で上官を更迭して行軍を見直す、という手段もあったでしょうか。
上司がだめだから、上司が無能だから、というのは
思考停止にすぎると思います。
生き残る最善の手をうてたのにうたなかったのは部下のせいでも
あると俺は思います。
この上司は名誉の戦死をとげた、とかいって谷底に突き落としてでも
200余名の命を守らないといけなかったはず。

マッキー兄ぃへ

「上役次第で下っ端はどうにでもなるんですから。現代社会でも同じことがいえるんじゃないですか。」
・・・
兄貴その通りですね
私はそれで転職しました

No title

これに関しては、小説版も含めて見ました。対ロシアとの戦争の訓練のため、とずさんな計画を立てて、結果多くの部下を見殺しにした事件ですね。恐るべきなのは、これが架空の出来事ではなくて、本当の出来事である、というところではないでしょうか。とくに、もうどうすることもできなくなって、最後は兵隊たちの安全も確保できないまま、将校たちが責任を取らずに解散とした瞬間は、あきれるほかにないです。では、これを教訓に今は大きく変わったかというと、良くはなっていても、それほど大きく変わってもいないと思うのです。なんとも残念な話ですね。

ichan さん

皆、長所欠点を持ってますからどこかで折り合いをつけないといけないですよね。
お友達人事という言葉がありますが、やっちゃいけないことの最たるもの。国、会社を滅ぼします。
最悪の上司像はほぼ変わらない。そうだ、そうだ。けだし至言ですよ。

馬場亜紀さん

これはまさに戦争です。銃一つ撃ってませんが戦争です。
死んだ約200人の兵士は戦争犠牲者という訳です。
彼らは進むことも退くことも選べなかった。
命令されるがまま従ってこの結果ですから浮かばれません。
戦争とはこういうもの。だから絶対あってはならないと思います。

てかとさん

自分の意見はちょっと違います。
当時の軍隊の中で上官に逆らえたかというと、ありえない。「上官の命令は絶対」ということが、もう頭、体に刷り込まれているのですから。
映画の中でもあったように上官を守るために兵隊が順次死んでいく。台詞の中にもありました。「自分ら全員が死んでも隊長だけは死なせてはならない」と。
国のため、上官のため死ぬのが当たり前という当時とは感覚が違うのではないでしょうか。
それだけになおさら指導者の責任は大きいと思います。

ひこやん

事情は分からないけど、選択したのはひこやん自身。
それでいいと思いますよ。
ひこやんのことを分かってくれる人はたくさんいます。
生まれ変わったつもりで頑張りましょう。
でもブログ上のひこやんはこれまで通りのひこやんでいてください。

カラスさん

その通りだと自分も思います。
そこらあたりをこの映画は教訓として多くのことを残してくれたのではないでしょうか。
起こったことはやむなし。このことを悲しい現実として受け止め、繰り返さないことを願います。

No title

遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。

八甲田山は小学生の頃にテレビで見ましたが怖い話でしたよねー。
談笑してた兵士が場面が変わると
材木が倒れるようにバタバタ死んでくのがトラウマでした。
ホラー映画は結構見てる方だと思いますが、未だに八甲田山が最恐映画ですね。
事実は小説より奇なりとはいいますが、やはり実際にあった惨事を描いた映画が
一番怖いと思います。

マッキーさんのブログリンクさせてもらいました。
今年もよろしくお願いします(^-^)/

ポンチさん

あの極限状態、異常な死にざま、平常心では観れないよね。
しかもあれが現実にあったというんだからなおさら。
でも観ずにはおれないんだよ。
人間の強さ、弱さがよ~く現れている映画だと思います。

自分もリンクさせてもらいました。あざ~す(^^♪
ちょっと若返ったよね。
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プロフィール

ミドリノマッキー

Author:ミドリノマッキー
定年退職後再就職して頑張ってきましたが2月をもってこちらも退職。とりあえずはのんびり過ごします。
趣味は読書に将棋。音楽鑑賞。
それと娘の影響で、トランペットを始めました。60の手習い?
そんな私ですが、これからも多くの方々に教えを乞いながら、さらに頑張っていきます。

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