久々に本を満喫♪
日記
【晴れ・4度】
久々に本らしい本を読んでみました。
本らしいといっても四六判350ページの本を読んだという意味で、中身については関係なし。
この本を2日間で読了したという、遅読の自分としては近年にない快挙?
それほど最近読んでなかったということなんですね。プロフィール欄にある趣味「読書」の看板に偽りあり、といったところでした。
自分の描いた絵の遠近や強弱に納得がいかないお栄。そこの場面でこんな描写が。
「そうか、光だ。光が物の色と形を作っている。(中略)闇雲に下絵を描き続けるうち、目で見た通りの陰影は色の濃淡で表せるんじゃないかと考えついたのだ」
この辺りからお栄の絵に違いが現れる。
彼女について、「西洋画法への関心が強く、誇張した明暗法と細密描写に優れた肉筆画が残る」といわれ、これが「江戸のレンブラント」と称される所以か。
紹介したいことは他にも山ほどあるがここでは無理。
ブロ友の馬場亜紀さんの記事中にあった「体は人と本でできている」趣旨の言葉に触発されて読んだのですが、いい時間を過ごせました。
やっぱり、本を読まんといかん。それが結論。

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久々に本らしい本を読んでみました。
本らしいといっても四六判350ページの本を読んだという意味で、中身については関係なし。
この本を2日間で読了したという、遅読の自分としては近年にない快挙?
それほど最近読んでなかったということなんですね。プロフィール欄にある趣味「読書」の看板に偽りあり、といったところでした。
読んだ本は朝井まかて著「眩(くらら)」
葛飾北斎の娘で「江戸のレンブラント」と称される女流天才絵師・葛飾応為の生涯、生き様を描いたもの。
読み終えて一番に感じたことは「面白かった」。そして「この親にしてこの子(娘)あり」。
気位が高く、着るものも頓着せず、部屋も荒れ放題であった北斎同様、女子なら普通に行うであろう料理、掃除、洗濯をやらない。
一方で筆を握るだけで良しとして絵の具を混ぜたり画道具を整えたりする画業には手を抜かない芸術家肌。
とにかく小気味いいんです。
絵だけが描ければ他は何もいらない、という応為(小説の中ではお栄。この後はお栄と記す)の生き様。妻らしい務めは何も果たさず離縁も当然の帰結。
父北斎を偉大な画家として心から尊敬し生涯付き従い、支える。中年になってお栄自身の画力も認められ独立を勧められるも「親(北斎)あっての自分」だとして離れない。
自分の描いた絵の遠近や強弱に納得がいかないお栄。そこの場面でこんな描写が。
「そうか、光だ。光が物の色と形を作っている。(中略)闇雲に下絵を描き続けるうち、目で見た通りの陰影は色の濃淡で表せるんじゃないかと考えついたのだ」
この辺りからお栄の絵に違いが現れる。
彼女について、「西洋画法への関心が強く、誇張した明暗法と細密描写に優れた肉筆画が残る」といわれ、これが「江戸のレンブラント」と称される所以か。
紹介したいことは他にも山ほどあるがここでは無理。
ブロ友の馬場亜紀さんの記事中にあった「体は人と本でできている」趣旨の言葉に触発されて読んだのですが、いい時間を過ごせました。
やっぱり、本を読まんといかん。それが結論。
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